電線路において一般に「弛度」とは、支持物(鉄塔など)間に張られている電線のたるみの度合(弛度)で、dまたはD(dip)と表記します(Sagと称することもアリ)。
○水平地度
支持点が同じ高さの場合は、弛度は径間の中間点にあり、値は一つですが、実際は支持点の高さが異なる場合がほとんどで、それぞれの支持点よりの弛度(dL,dH)があります。
○斜地度
電線が、高低差のある二支持点に支持されているとき、両支持点を結ぶ直線と電線のなす曲線との鉛直距離の最大値を斜弛度といいます。
支持点高低差のある場合は、一般に斜地度のことを単に弛度と呼ぶことが多い。
ひもを両手で持ってピンと張った状態から、少しづつ両手を近づけてくると重力に引っ張られてだらりと下にたるみます。このたるみが弛度です。(この場合、両手が支持物の支持点にあたります)
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